フェンネル

フィノッキオ

収穫時期

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

特徴

食用や薬用として、古代ギリシャのローマ時代から栽培されていました。フェンネルは甘くスパイシーな香りと、ほんのり苦味を感じる風味が特徴です。香りも見た目も、同じセリ科のハーブである、ディルとよく似ています。ふわふわとした羽のような形状のフェンネルの葉には、甘みのある爽やかな香りがあり、魚料理の味付けによく合います。ディルやタイムと共に「魚のハーブ」と称されることも。フェンネルの若い茎は柔らかく、セロリのように食べられるほか、肥大した鱗茎は野菜として使われています。

栄養と効能

フェンネルの甘い香りは、アネトールという成分です。アネトールは、フェンネルの葉・鱗茎・種子に含まれています。健胃剤にも用いられているアネトールには、胃の働きを高め、胃酸の分泌を促進する効能があります。胃腸の調子が悪いときや食欲がないときにもおすすめのハーブです。またフェンネルには腸のぜん動運動を促す効果があることも認められており、便秘解消にも効果的です。さらにカリウムが豊富で、塩分の摂りすぎが原因となるむくみ・高血圧の改善や、利尿作用・発汗作用も期待できる食材です。